日本初のジェンダーレスお直しサイト「MADAM M」が遂にオープン!

弊メディアでも何度か取り上げた、ジェンダーレスな洋服のお直しサイト「MADAM M」が、いよいよ正式にオープンする運びとなった。「日本初のジェンダーレスな洋服のお直し」を掲げるMADAM Mは、そのスローガン通り、自身の性別や、お直しをする洋服のメンズ・レディースに関わらずお直しを依頼することができる。

トランスジェンダーを自認する人の中には、自分の着たい服と自身のサイズの不一致に悩む人も多い。自分で服を直せるのなら話は別だが、多くの場合、「サイズの不一致」という、ただそれだけの理由で、自分の着たい服を諦めなくてはならない。そんな現状に終止符を打つためにオープンしたのがMADAM Mだ。

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お直しに嘘や言い訳は必要ない

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MADAM Mを提供するのは洋服のお直しサロン「アン・コトン」。勿論、アン・コトンの実店舗でも、性自認に関わらず好きな洋服を持ち込んでお直しを依頼することができる。しかし、少し考えてみてほしい。もしもあなたがトランスジェンダーの当事者で、生まれて初めて自分のために服のサイズを直しに、店舗へ持っていくとしたら。

人によっては、様々な不安が胸をよぎるのではないだろうか。店舗側に理解と良識があっても、利用客の全てがそうとは限らない。実際に、そうした不安を抱えながら、自分の兄弟やパートナーの服だと嘘をついてお直しに持ち込む当事者もいる。

ネットならではの安心感

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MADAM Mが画期的なのは、お直しの依頼を全てインターネットで済ませることが可能な点にある。オーダーをする場合、まずホームページ内にある採寸方法を参考に自身で採寸を行い、オーダーシートへ必要事項を記入する。その後、メールで見積もりや納期など、詳細の相談を行ってから本注文へ移行することになる。寸法に不安が残る場合は、「試し留」といって、一旦しつけ糸で縫いとめた状態で送り返してもらい、サイズを確認することも可能だ。

MADAM Mは、LGBT当事者は勿論、誰でも利用することのできるサービスだ。世界中を飛び回り、様々な人の悩みに耳を傾け腕を振るう謎の人物、マダム M。洋服のお直しで悩んだことのある方は、是非一度、彼女に依頼をしてみてほしい。

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参考:atpress.ne.jp

LGBTニュース

Made In Gender編集部 • 2016年9月26日


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