実写版『美女と野獣』同性愛的描写で上映規制⁈ この夏日本公開のあの映画も…

来月4月公開の映画、実写版『美女と野獣』アメリカではすでに公開中で大ヒットを記録している。
そんな本作品では、ディズニーが公式に認めているゲイのキャラクターが登場するようだ。
役名はLe Fou ルフウ といい、演じるのは米俳優のジョシュ・ギャッド


img:twitter.com

どういった描かれ方がなされているかはネタバレになってしまうので、監督のインタビュー内容をご紹介しよう。

He’s confused about what he wants. It’s somebody who’s just realising that he has these feelings. And Josh makes something really subtle and delicious out of it. And that’s what has its payoff at the end, which I don’t want to give away. But it is a nice, exclusively gay moment in a Disney movie.”

「彼は自分が何を求めているのか混乱しています。自分にそうした同性愛的な感情があると認識しはじめています。ジョシュは、そこから本当に巧妙で素晴らしいものを作り出してくれます。そして、それは最終的に素晴らしい結末をもたらします。その内容を教えるわけにはいきませんが。しかしそれは素敵で、ディズニー映画では他に例のないゲイ的な瞬間です」

引用:Attitude.co.uk

検閲により上映延期や年齢制限

残念ながら、このゲイ的な描写があるというだけのことで複数の国で上映に規制をかけてしまった。

ロシアでは16歳未満の鑑賞が禁止された。もともとロシアは同性愛を助長するような物を禁止する反LGBT法が存在する国でありセクシュアルマイノリティーには差別的な国である。

マレーシアでは13歳未満の鑑賞には保護者の許可が必要であることを示すPG−13に指定されている。ゲイ的なシーンを含む一部シーンを削除するように求めていたらしいが、ディズニー側がこの要求を拒否しノーカットでの上映になったという経緯がある。

クウェートでは公開されていたにも関わらず、1週間ほどで上映禁止を発表した。
どちらの国にも共通することはイスラム教国ということだ。保守的なイスラム教徒は同性愛に対して否定的な考えを持っているためこうした動きは仕方ないのかもしれない。ほかにもイスラム圏の国から批判の声があがっているようだ。

戦隊映画 米国版パワーレンジャーは18禁に

『美女と野獣』に続いてこの夏日本で公開される『パワーレンジャー』もロシアで18禁指定を受けた。
パワーレンジャーは日本のスーパー戦隊をアメリカ版にアレンジした作品で、ご存知の通りキャラクターごとに色分けされるヒーローものである。公式サイトはこちら

作品に登場するイエローレンジャーの女の子が異性ではなく同性に惹かれると示唆した描写に待ったがかかったらしい。当初16歳未満鑑賞禁止のレイティングを18歳まで引き上げた。
両作品とも、こういった描写は物語の核になるものではなく、あくまでサブプロットにあたるだけなのに騒ぎ過ぎでは?と思うのだが、、、

引用:Disney.jp

LGBTディズニー映画

Made In Gender編集部 • 2017年3月30日


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