今までの断食合宿とは一線を画す「ファスティング旅館 若杉屋」オープン。ファスティングで地方創生を

予定に急き立てられながら日々を過ごす我々は、自分たちでも気が付かないうちに少しずつ磨り減っている。どこかのタイミングで「リセット」をかけて、心の余裕や身体のバランスを取り戻したい……。そんな人々から密かに話題を集めているのが「ファスティング(断食)」だ。自分一人で行うのはなかなか難しいことから、そうしたサービスを提供している宿泊施設も存在する。

そんな中、今回登場したのは福岡県篠栗町の「ファスティング旅館 若杉屋」だ。地方だからこそできる、今までの「断食合宿」とは大きく異なったサービスを提供する。

都会の喧騒を離れてメンタルケアを

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「ファスティング旅館 若杉屋」は、福岡県は篠栗町という、東京から参加するには少々不便な場所にある。だが、そこで受けられるプログラムは、都内では到底できないものばかりだ。

篠栗町は豊かな森と、お遍路の歴史を持つ街だ。若杉屋ではこれら「」と「お遍路」をファスティングと掛け合わせ、体内の調子だけでなくメンタル面を整えるプログラムを用意した。旅館を運営するのは、地元採用の5人の女将たちだ。

ファスティング×森林セラピー×お遍路メニュー

という異色の組み合わせで、疲れた心と身体を癒す。

ファスティングの力で地方を活性化

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この取り組みの注目すべきもう一つの点は、観光客数が伸び悩む地方の街を、別の観点から活性化するこころみであるということだ。

篠栗町は博多中心街からのアクセスの良さにも関わらず豊富な森林資源を有し、また日本三大四国として知られたお遍路の町でもある。だが、近年は参拝者も年々減少し、かつて70軒以上存在したお遍路宿も、現在は14軒にまで減ってしまった。

若杉屋は元々、そうした状況の中で営業を続けるお遍路宿のひとつだった。お遍路宿のひとつからファスティング旅館へ。その大きな転身の中に、地方創生への強い熱意があることは想像に難くない。

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ファスティングなら都内で出来る。森やお遍路巡りも、篠栗町まで行かなくとも楽しむことが可能だ。だが、これらをまとめたファスティングプログラムが体験できるのは、福島県篠栗町の若杉屋以外にはない。

ファスティングプログラムをきっかけに訪れた福岡県で、我々はその地の持つ別の魅力にも気づくことができるはずだ。

「ファスティング旅館 若杉屋」のオープンは2016年8月2日より。10月31日まではグランドオープン記念価格で宿泊が可能。プランは2泊3日と3泊4日の二種類で、どちらも公式サイトから予約可能。

参考・画像引用:atpress.ne.jp

ファスティング九州美容

Made In Gender編集部 • 2016年7月16日


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