【第7回】クイーンの脚から大成功?!映画『キンキーブーツ』

Movie Holic 久々の更新だよ~!

久々過ぎて何を書こうか悩んだんだけど、第六回を見直してみたら、かなり真面目な内容だな…!と、思いまして。折角久々の更新なんだから、楽しくて素敵な映画にしたい!!

という事で、実話が元となってる超楽しい作品、『キンキーブーツ』を紹介することにしたよ~!三浦春馬君がミュージカルに出演していたことで話題にもなっていたから、知っている人も多いかも!

イングランドの靴工場がモデルの映画!

靴…!皆は靴は好きかな?私は大好き!特にヒールのある靴がね。履いてて最高に気分が上がるんですよ( ̄▽ ̄)✧

このお話もね、題名の通り、靴、特にブーツが話題の映画です◎

イングランドの中部に位置するアールズ・パートン。そこには、靴工場「W・J・ブルックス社」があります。ここは家族経営で紳士靴を製造している工場だったの。ところが、経営は破たん寸前、火の車。ここで社長が一念発起して、独創的な靴を製造しだす。これは、そんな実話から生まれた映画。

気になる映画の内容は…?!

さてさて、肝心な内容ですが、工場の話の大まかな内容は、実話と同じ。ここにスパイスを振り撒いてくれるのが、映画の登場人物、ドラァグ・クイーンのローラです。ドラァグ・クイーンて馴染みがないかな?ドレスとかヒールとか、女性的なものを身に纏ってパフォーマンスする「男性」たちのことなのよ(。-`ω-)✧

さて、お話の主人公は、工場の跡取り息子、チャーリー・プライス。彼は、ひょんなことから美女がチンピラに襲われているのを助け……ようとするんだけど、美女が予想外に強い。笑笑 チンピラを返り討ちにするどころか、チャーリーまで巻き込み事故にあっちゃって、敢え無く失神。笑

彼が次に目を覚ました所は、ドラァグ・クイーンが歌い踊るバーの楽屋。そう、チャーリーが美女と思ったその相手が、まさかのローラだったわけ。もうここで可笑しくて笑っちゃうよね(∩´∀`)∩ww 特にローラはそこでの売れっ娘。まさに「クイーン(女王)」というわけです。

そこでチャーリーが目にしたのは、男性用のヒールがないから、仕方がなく女性用のヒールを履く彼女たちの姿。女性用はあくまでも「女性用」だから、履かれる靴はすぐにヒールが壊れちゃう。

そこで!ローラが履ける”最高のブーツ”の製造に取り掛かるチャーリー。素敵なデザインと丈夫さを兼ね備えた靴を作るために、ローラをローラとして、つまり“ハイヒール・ガイ”として、ブーツのコンサルタントに迎えるの。(※ハイヒール・ガイは筆者がローラに合う言葉として勝手に考えました。笑笑)当時は、彼女たちのような存在はかなりアングラな文化で、物珍しかった時代。工場の社員は、ローラの存在に戸惑います。でも、ローラは自前の明るさとしたたかさでどんどん輪の中に溶け込んでいくの。そんな彼女の姿も、ローラの生き様を表してて素敵なんだよ(*´▽`*)°˖✧

肝心のブーツはの出来は……?

そしてできた新作のブーツ。特にローラをイメージして作られたのは、真っ赤なニーハイのピンヒール。そのコンセプトは「危険でセクシーな女物の紳士靴 (Kinky Boots)」。そんなブーツを、チャーリーは、ミラノの靴見本市に出展するんだけど、その直前に、靴を履くモデルを任せたローラと喧嘩してしまう……!当日まで喧嘩は長引いて、なんとショー直前にモデルが皆無の事態に……!(; ・`д・´)どうするチャーリー?!

ここですごいのが、なんとチャーリー自らがモデルとしてヒールを履くところ。もちろんヒールなんか履いたことないチャーリーは、フラフラのガクガク、ステージ上でこけそうになってしまいます。もう駄目かも……!!見ているこっちがしんどい……!!って思った直後。なんと、様々な助けがあって、キンキーブーツを履いたローラとドラァグ・クイーンたちが、颯爽と現れ、舞台で踊り歌い上げるの。その見事な事見事な事。見応えは抜群、の一言。

人の性だけじゃなく、物の性にも着目した映画

世の中、「メンズ」「レディース」ってあるけど、最近はジェンダーレスなものも多くなってきたよね。一言にジェンダーレスとはいっても、まだまだ、身の回りにはこれって実は男性でも使えるんじゃないの?女性でも使えるんじゃないの?ってものは多いはず。単純な生物学的男女差と性自認に焦点を当てた作品は多くあれど、「物に見え隠れするジェンダー」にいち早く目を付けてフォーカスした映画じゃないかな?とにかく元気をもらいたい人におすすめの力強くも楽しい作品だよ!是非見てみてね◎

画像引用:kinkyboots.jp

Movie Holicジェンダードラッグクイーン映画

hiyori • 2017年9月25日


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