Movie Holic第六回 映画『バットマンVSスーパーマン』~ヒーローの光と闇と、人々と~

さてさて、アメリカで人気のスーパーヒーロー2人が対決!一時期、「正義」VS「正義」のお話。という広告が出回っていたよね。実は、私はこれが巷で上映されていた時には全く興味が出ずに見ずじまいだったんだけど…^^; じゃぁ何で今になって見ようと思ったのかと聞かれると、ズバリ。『スーサイド・スクワッド』を見たかったから!(*‘ω‘ *)☆だってだってハーレークイーン役のマーゴット・ロビーが可愛いんだもの!!と、いうことで、『スーサイド・スクワッド』にも繋げられるように、それと関わりのある『バットマンVSスーパーマン』を取り上げるよ~

冒頭にも言っていたけど、この映画、一時期「正義と正義の対決」を匂わせる広告を打っていたよね。だから、私も、(正義と正義の対決ということは信念と信念のぶつかり合いって感じの映画になるんだろうな~)とちょっとワクワクドキドキしながら見始めたの。だから、二人がどんな風に両者に決着を付けるかってところに期待してた、、、んだけど、、、。生憎、あんなに憎んでた相手に大してそんな簡単に折り合っちゃうの??!って拍子抜けしちゃったっていうのが率直な感想だったなぁ…。(;´・ω・)

でも見といた方が面白い所もちゃんとあるんだよ!だから今回はそういうところを紹介しようと思います◎

■見どころその①■
未来を連想させるシーンが散らばっていて、この作品がまだ序章だってことが分かる!!

登場人物は主にバットマン、スーパーマン、ヒロインのロイス・レーン、バットマンの相棒ロビン、悪役のレックス・ルーサーの5人なんだけど、物語が進む中で、未来に彼らが関わる人物も出てくるの。これは、小説とかで言う、いわゆる伏線っていうやつだね。日本の映画だと、伏線ってさりげなくアピールする形で張られることが多い。ところがどっこい。さすがアメリカ。伏線の張り方がとてつもなく大胆なの!笑笑 伏線となる人物がとっても大胆な登場の仕方をするから、もうそれ伏線どころか見てる側は何が何だか分からなくなっちゃうのでは…!という不安も出てきそうなくらい。笑 特に「????????」ってなるのが、バットマンがメタヒューマンについての情報をゲットしたシーンなんだけど、バットマンがその情報を読み取ってるときに、突然画面から燃え盛る(?)男の人が出てくるの。その男は「あれ?俺早かった??!」みたいなことをひたすら喋って消えていくんだけど、この男、実は未来からバットマンに接触しようと試みたタイムリーパー(時間操作の能力者)です。(めっちゃネタバレしちゃったけどごめんね…!)このタイムリーパー、狙った時間に正確に現れるのが苦手なんです。だから、予定していたよりも早い時に姿を現しちゃったから「俺早かった?!」って言っているんだ。さてこの伏線が今後どのように未来に繋がっていくのか!『バットマンVSスーパーマン』の中でも、かなりこれ今後の展開ネタバレしとるやないかい!ってシーンがあったりするんだけど、これからの展開に期待!

■見どころその②■
バットマンが「ダークナイト」での心境の変化を受け継いでいて面白味が増す!

さて、バットマンと言えば、以前公開されていた『バットマン ダークナイト』。その作中では、ヒーローだったバットマンが、徹底的に悪への制裁を下してしまうダークヒーローに変わっちゃったよね。中二病的に表現するとまさに「闇堕ちバットマン」って感じなんだけど、バットマンVSスーパーマンでも、この闇堕ちが続いてるの。だから、純粋にヒーローとしての王道を歩むスーパーマンとめちゃくちゃ対比されてる感があったな。それを証拠に、バットマンがスーパーマンを追い詰めるときなんて、ヒーローであるはずのバットマンがめちゃくちゃ悪役に見える…!!小さい頃、バットマンが好きだった筆者にとっては軽くショックだったんだけどね…。。。笑 でも、最期にはちゃんとバットマンもスーパーマンのことを認めてくれて、純粋に悪から世界を救いたいと考えてくれるからよかったよかった。

■見どころその③■
来年夏に『ワンダーウーマン』が公開される!!

はい、ここで関係ないやないか―い!ってツッコミ入れた方、実は全然関係なくないんですよ~!ワンダーウーマンって、雑に説明するとスーパーマンの女版みたいな感じかな。剣と盾を持って戦うんだけど、瞬足で走ったりとか、馬鹿力という言葉では表現できないくらいの馬鹿力とか、とにかく超人的、まさにメタヒューマンな女性キャラなの。彼女が、『バットマンVSスーパーマン』に突如登場してくるんだ。しかも本編では彼女のことについてちゃんとわかるような説明がないから、来夏公開される映画でやっと彼女のことがわかるって仕組みになっているの。特に、このワンダーウーマンは、後に立ち上がるヒーローたちの組織「ジャスティスリーグ」の幹部にもなる。『バットマンVSスーパーマン』では、未来に起こる地球の危機に備えて、ヒーローたちで組織を作るきっかけのシーンがしっかり存在するから、今後DCコミックの映画を見るんだとしたら、しっかり見といた方がいいかも。

さて、めちゃくちゃ長々と説明してしまったけど、一言で『バットマンVSスーパーマン』の感想を述べるんだとしたら、「話の構成とかもろもろのところ、正直もうちょっと頑張って欲しかった!」というのが本音かな。それでも、DCコミックが原作の映画を見ていく中で、かなり重要な内容の映画であることは間違いない。見といて後々損はない映画だよ~!だからこそ、この記事で少しでも「?」が解消されたらいいな!ではでは今回はこの辺で!

Movie Holic映画

hiyori • 2016年11月12日


Previous Post

Next Post