
企業のダイバーシティに関する理解が進む今日、セクシャルマイノリティを支援する企業が増えてきている。今回はアパレル企業に絞ってLGBTフレンドリーなブランドを紹介したい。
GAP
言わずと知れたアメリカ発大手アパレルブランドGAPは、1969年以来、「Inspire Creativity」創造性を喚起する、というポリシーを掲げている。
性別、国籍、性的指向をはじめとする様々なダイバーシティに対して公平であり平等であることがこのポリシーの背景にある。
2014年から東京レインボープライドをサポートしており、イベント当日はブースも出店し、チャリティTシャツの販売も行うようだ。今年も原宿前の旗艦店はブランドロゴにレインボーを加え、人々の目を引くことだろう。
American Apparel
img:hereandnow.wbur.org
1989年に設立され、ロサンゼルスを拠点するアパレルブランド。2005年に日本に初上陸して以来、現在国内で3店舗を展開しており、2014年からは東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のスポンサーを務めている。
img:store.americanapparel.net/en/equality-forward_cat2140917
また昨年アメリカの人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)とコラボし、チャリティTシャツEquality Forwardを製作し話題を呼んだ。このTシャツの売り上げ15%はHRCおよびその協力団体に寄付されている。
Levi’s
img:ZUMAPRESS.com
ご存知の方も多いと思うが、1873年に世界で初めてジーンズを作り、ファッションとしてジーンズの地位を確立させたブランドである。創業して150年以上経った現在も世界中で愛されているジーンズメーカーことリーバイ・ストラウス&カンパニーによるLGBT支援の歴史は長い。
1982年にHIV/AIDSの啓発と予防の支援を開始し、1992年にはLGBT社員に対して社会保障の給付を認めている。以前の記事でも紹介したようにレインボーをデザインに取り入れたアイテムの販売も行っている。
LGBT支援企業のパイオニア的な存在であると言えるだろう。